International国際協力

MMXを世界最高のミッションとするため、欧米の主要宇宙機関と、搭載機器の提供を含む幅広い協力体制を構築しています。
日本が主導する月・惑星探査ミッションとして、最大の国際共同ミッションとなります。

NASA(米国)

・ガンマ線・中性子線分光計(MEGANE)
・ニューマティック採取機構(P-Sampler)
・地上局支援(管制、ミッションデータ受信)、他

ESA(欧州)

・深宇宙用通信機(Ka帯)
・地上局支援(管制、ミッションデータ受信)

CNES(フランス)

・近赤外線分光装置(MIRS)
・MMXローバ(MMX Rover)(DLRと共同)
・近接運用支援

DLR(ドイツ)

・MMXローバ(MMX Rover)(CNESと共同)
・試験設備提供(落下塔、微小重力模擬)

※各機関とも、この他に、参加科学者の活動を支援しています。

沿革

2023.06.21 MMX搭載小型ローバ―に関するJAXA-DLR-CNESとの三者間協力覚書(MOC)を締結

2023年6月20日、フランス・パリにて開催されたパリ航空ショーにおいて、JAXA山川理事長、DLRカイザー=ピッツァーラ長官、DLRペルツァー理事、およびCNESバティスト総裁により、火星衛星探査機(MMX)搭載小型ローバ―に関するJAXA/CNES/DLRの三者間協力覚書(MOC)が署名締結されました。[記事はこちら]

2022.10.24 日豪首脳はMMX(火星衛星探査計画)のカプセルの豪州着陸を原則的に支援

10月22日に豪州パースにて行われた日豪首脳会談にて、火星衛星探査計画MMX のサンプルリターンカプセルの豪州着陸を原則的に支援することが確認され、[共同声明]として発表されました。

2019.6.26 フランス国立宇宙研究センター(CNES)との火星衛星探査計画(MMX)に関する実施取り決めの締結

MMXに関するフランス国立宇宙研究センター(CNES)との協力が合意されました。近赤外分光計(MacrOmega)、飛行力学の知見、小型ローバー(ドイツ航空宇宙センター:DLRとの共同開発)の提供を受けることについて、開発に向けた準備段階の共同検討を行っていきます。

2019.6.18 火星衛星探査計画に関するドイツ航空宇宙センター(DLR)との実施取決めの締結

MMXについてJAXAとドイツ航空宇宙センター(DLR)は協定を結びました。小型ローバの開発やドイツにある落下塔を使用した実験機会の提供など様々な項目での支援が想定されています。

2019.6.11 ESAからサイエンスボードメンバー募集の「ANNOUNCEMENT OF OPPORTUNITY」発出

MMXのサイエンスボードメンバーの募集がESAから発表されました。サイエンスボードは火星衛星探査計画のサイエンス面での議論をリードしていく組織です。新たにヨーロッパからのメンバーが加わり、より厚みを増したメンバーで今後の検討を行っていくことになります。

2019.3.1 ガンマ線・中性子線分光計(MEGANE)のフェーズA終了審査にJAXA/MMXプリプロジェクトチームからも3名がレビューする立場で貢献

2019年3月1日にメリーランド州(アメリカ東部)のジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所(JHU/APL)で、ガンマ線・中性子線分光計(MEGANE)のフェーズA終了審査がAPL主催で行われ、APL、NASAに加えてJAXA/MMXプリプロジェクトチームからも3名がレビューする立場で出席しました。JHU/APLは水星探査機「メッセンジャー」(2004年打上,2015年終了)で同種の観測機器を開発・運用した実績があり、MMX計画においてJAXAと共同検討しているNASAからの公募によってMMX搭載の機器開発チームに選定されています。http://mmx-news.isas.jaxa.jp/?p=436&lang=ja この審査会では、MEGANEに関わるミッション目的と制約に基づいて、機器への要求仕様および運用要求に明確に設定され、かつその実現性が示されていることが確認されました。この審査会結果に基づき3月末にはNASAとしてのPhase-B移行が判断され、MEGANEは基本設計に着手することとなりました。

2018.10.3 フランス国立宇宙研究センター(CNES)とドイツ航空宇宙センター(DLR)とMMXにおける協力に関する共同声明

JAXAは10月3日、フランス国立宇宙研究センター(CNES)とドイツ航空宇宙センター(DLR)とMMXにおける協力に関する共同声明を発表しました。はやぶさ2に搭載した小型着陸機“MASCOT”の次のステップとして、MMX探査機に搭載する小型着陸機についてCNESとDLRにて共同開発する事が合意されました。

2017.11.17 NASA、Mars-moon Exploration with Gamma rays and Neutrons (MEGANE) チームを選定

NASAから提供されるMMXの観測機器GRNSにMEGANEという名前がつけられ、日米共同で検討が進められていくことに決まりました。

2017.10.30 CNESとのMMX共同レビュー

MMX日本チームがフランスに訪問し、連携体制についての議論など様々な意見交換を通してフランスと日本の関係をより深めることができました。

2017.9.6 TeNQでの「JAXAの新探査計画・火星衛星探査計画(MMX)を世界的科学者と語る会」

アメリカ、フランス、ドイツの研究者と「なぜ火星の月を目指すのか?」をテーマに一般の方も参加できるイベントを開催しました。

2017.8.16-17 サンプラチームのHoneyBee Robotics (HBR)訪問

これまで2016年から約1年間、MMXのサンプラチームとカリフォルニアにあるHBRは共同でサンプラの検討を進めており、今回の訪問では探査機への搭載方法などを直接Face-to-Faceで議論してきました。

2017.5 近赤外分光計(MacrOmega)チームのCNES訪問

ビブリング教授を始めとするフランスチームと熱い議論を交わし、日仏混合MacrOmegaチームの深い信頼関係を築くことができました。

2017.5.20-24 JpGUでのパネルディスカッション

ヨーロッパやアメリカからPlanetary Protection of the Outer Solar System Project (PPOSS)の世界的に惑星保護分野で中心を担うメンバーを講師としてお迎えした勉強会を宇宙科学研究所で開催しました。多くの日本国内の研究者、学生、企業、もちろんJAXA職員も勉強会に参加しました。

2017.5.11-12 宇宙科学研究所での惑星保護に関するチュートリアルの開催

ヨーロッパやアメリカからPlanetary Protection of the Outer Solar System Project (PPOSS)の世界的に惑星保護分野で中心を担うメンバーを講師としてお迎えした勉強会を宇宙科学研究所で開催しました。多くの日本国内の研究者、学生、企業、もちろんJAXA職員も勉強会に参加しました。

2017.4.10 フランス国立宇宙研究センター(CNES)との署名式

火星衛星の起源を明らかにし、太陽系の惑星がどのようにできたのかを明らかにする。火星衛星の起源を明らかにし、太陽系の惑星がどのようにできたのかを明らかにする。火星衛星の起源を明らかにし、太陽系の惑星がどのようにできたのかを明らかにする。火星衛星の起源を明らかにし、太陽系の惑星がどのようにできたのかを明らかにする。